社長ブログ
桑田真澄さんの講演を聞いて
09/05/13 10:15:午前先日、ある銀行の会で元プロ野球選手の桑田真澄さんの講演を聞く機会に恵まれました。
まず、第一印象はとってもお話しがお上手で賢い方だな〜と思いました。
話の内容も自分の体験を通して積み上げてきた事を自分なりに分析し、私たちにも分かり易く話してくれました。会場を観ると皆熱心に聞き入っていて1時間余りがあっと言う間に過ぎた感じがしました。
桑田さんは小学生時代、高校時代、プロ選手時代と三つの大きな挫折を乗り越えてきたお話を中心にされましたが、一貫しているのは諦めないでその状況の中で自分が出来ることはないかと考えて考えて考え抜いて行動に移しやり抜いた結果であるという事です。
話の中で、物事には裏表があるように、努力にも表の努力と裏の努力があるという事がポイントではなかったかと思います。
表の努力とは野球に関しては技術向上の為の厳しい練習、学業に関しても練習の合間を縫って如何に短時間に集中して行うかの試行錯誤を回りの人達の知恵を借りながら行った事等でした。
さて、裏の努力とは何か。桑田さんは野球の合宿所でトイレの便器を磨いたり、球場の雑草取りをしたり、先輩達の靴を揃えたりと毎日5分と決め、早朝誰にも見られないように何年間とやり続けたそうです。
そうしたら、いきなり監督からピッチャーとしてチャンスをもらい、回りの人達の力も得て、奇蹟とも呼べる結果を残せたという事です。
「天網恢々疎にして漏らさず」という言葉がありますが、神様は見ていて、正に“天が味方した”とも言えるかもしれません。
私は考えるに、表の努力とは“自分の為”、裏の努力とは正に“人の為”にする事と言えるかもしれません。
世の中には科学では証明出来ない不思議な事がいっぱいあります。正に私達は天の摂理の中で生かされているという事なのかもしれません。
最後に桑田さんのような方が自らの体験を通して得られた教訓又、哲学を講演会や又、スポーツの指導を通じて少しでも広められることを心から望みたいと思いました。