社長ブログ
先憂後楽
01/14/11 10:15:午前先日、人生の大先輩に誘われてお酒を酌み交わす機会があった。お二人共、後期高齢者になられる方であるが、大変お元気だ。跡を継ぐものが居ないという事で何年も前に会社を畳まれて、今は年金と不動産所得で比較的余裕を持って第二の人生を歩んでおられる。お二人共、会社を始められた頃は四苦八苦、しかし本人のご努力と日本経済の成長もあって軌道に乗せられて立派に経営をされて来た方達だ。お二人曰く「最初は苦しくても、年を取ってから余裕があるほうが良いよな。(俗に言う“先憂後楽”と言われるものである。)若ければ体力に物を言わせて頑張る事も出来る。これからの人たちは厳しくなっていく中で年を重ねていく。有る意味大変だと思う」 ある種の恵まれた生活から我慢を強いられる生活になる可能性が大きくなってきた。今の生活を維持しようと思えば年を取るにしたがってかなり努力をしないと覚束ない。裏を返せば、一刻でも早く、少しでも若い内に敢えて厳しい道を選択して心も体も鍛えて置いたほうが良いかもしれない。“先憂後楽”とは敢えて厳しい事を先に選んで忍耐力を付けられた者の言葉なのかもしれない。