社長ブログ

減税と増税

03/31/11 10:15:午前

東北大震災の起こる前には“減税”という言葉がマニュフェストの中での錦の美旗のような存在であった。しかし、震災の甚大さが次々と明らかになるにつれて復興の為の資金は莫大な額になる事がみえてきた。当然、復興国債の発行という事も考えられるが、片や減税に因り収入を減らし、逆に借金を増やすのは本末転倒だと思う。さすがに、法人税の減税は見送られそうだし、子供手当や高速道路の無料化も見送られそうだ。

又、私たち燃料業界が恐れていたガソリン160円/L以上が3ヶ月間続いたら暫定税率分の約25円を下げるという事も見送られそうでホッとしている。以前、福田首相の時に燃料業界はその負担をさせられ、何の手助けもしてもらえなかったからだ。

またぞろ、所得税の増税の話も出てきている。復興の為の負担はやむを得ないとは思うが、公明性と公平性も忘れずにお願いしたいものだ。