社長ブログ

入社面接試験での一コマ

09/19/16 10:15:午前

先日、入社二次面接試験において少し難しかったかもしれないがこんな事を聞いてみた。

その応募者が一次面接で自分の信条として『他人に優しく、自分に厳しく』という事を話されたという事を聞いていたので、『あなたにとって“自分に対する真の厳しさ”とはなんですか?』という質問をしてみた。

一瞬“困った”と言う顔をしたが、「決めた事・約束した事を守り抜く!」等というような解答をされた。間違ってはいないと思うが、浅い部分での解答だと思った。

実際、何でもない普通に使われる短い言葉の意味を考える事はあまりないであろう。

でも、自分も人に尋ねる限りは自分の答えを言わなければならないと思ったので考えてみた。

そこで出た私の解答は「真の厳しさとは他人を当てにしない事である!」だ。

他人を当てにした時点、もう自分に甘くなる。でも、スーパーマンではないのだから、専門外の事は他人に頼りたくなるのが普通の人だ。

だから並の厳しさではない、真の厳しさなのである。

では、真の優しさとは何であろうか。

そこで出た私の解答は「真の優しさとは如何なる状況においても相手を受け入れる事」だ。

これには相当な人間の器が要る。自分にとってはかなり厳しい状況だ。

実は厳しさと優しさとは表裏一体、自分に厳しい人は他人に優しくなれる人なのである。

簡単な言葉の中に真理がある事が多い。

今回の事からも、真の意味を理解し“片言隻句”で話せる人間になりたいと思った次第です。

尚、逆に面接相手からもらった「将来どんな社員になってほしいですか?」という質問への解答については次回にご紹介したいと思う。