社長ブログ

事業承継

07/12/12 10:15:午前

私も早57歳となり、事業承継について考えるようになった。もう後3年で60歳(還暦)を迎えることになる。

確かに私が20歳代の30年前と比べれば寿命も伸び自分も60歳が年寄りだという感覚は全くない。しかし、寿命は長くなったが逆に時の流れは早くなりそのスピードについていくにはやはり若いほうが良いとも考える。勿論、若いと言うだけで、努力もせず能力向上しないようでは話にはならない。

ある勉強会で経営者として三つの能力(実務力・管理力・経営力)が必要だと勉強したが、この三つの能力をバランス良く持っている経営者は少ない。これからの経営者は良きブレーンを得て、共にそれぞれの力を発揮して先代から継承していく事が求められてくると思う。

それから、経営者仲間で話しに成る事で子息の結婚問題がある。後継者として30代半ばになっても独身という人も多い。中小企業にとって、実は子供がいないと言うことで継承が難しくなってるケースも多い。M&Aという話もあるが、財務内容がよほど良くないと難しいし、社員たちの雇用という点からも踏み切れない経営者が多い。

私はありがたい事に継いでくれる息子が居るし、又、最近結婚して伴侶も出来た。仕事の力量はまだまだこれから付けねばならないが、他人に嫌われるタイプではないので、お客様始め、良き師を得て成長していくものと思っている。

「徳は孤ならず、必ず隣あり」という言葉がある。後継者にとってまず大切なのは『徳』を積める人間であるかどうかではないだろうか。そう言えば、稲森さんが「自己犠牲を払えない人は経営者になれない」と言っていたのも思い出した。

つらつらと思うままに書いたが、事業承継を通じて私自身としても学べることは多い。ちゃんと引き継いで、亡き父母に報告出来るように自分も精進して行かねばと思う今日この頃です。

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