井水槽（井戸水貯水槽）清掃・消毒（名古屋市・工場）

自家用井戸の井水槽（貯水槽）を排水→堆積物回収→洗浄→消毒→再注水→水質確認まで一括で実施しました。写真は、入槽して壁面の鉄さび・生物膜（スライム）をブラッシングし、直後にリンスしている様子です。酸欠・有毒ガスの測定と送気・照明の確保、監視員の配置など局所閉鎖空間の安全管理を徹底しています。

施工のポイント

• 対象：井水槽（受水槽／ピット）・オーバーフロー・通気口・ボールタップ・配管
• 工程：
  1. 断水・バイパス手配／酸素濃度・硫化水素・可燃性ガス測定
  2. 残水・堆積スラッジ回収 → 中性洗剤＋ブラッシング → 高圧リンス
  3. 鉄・マンガン由来の着色部はスケール除去剤で処理（材質適合確認）
  4. 次亜塩素酸ナトリウムで消毒（規定濃度・接触時間管理）
  5. 通気口の防虫網点検／交換、パッキン・ボルト腐食点検
  6. 再注水 → 遊離残留塩素・濁度・臭気・pHなど簡易項目確認
  7. 外面清掃と写真付き作業報告書を提出
• 所要時間：3〜6時間（容量・汚れにより変動）
• 安全・環境：入槽者保護具・送気、転落／感電防止、排水は中和・適正処理を実施

施工後の効果

• 衛生確保：スライムと鉄さびを除去し、濁り・臭気の原因を解消
• 設備保全：腐食・詰まりを予防し、バルブやフロート機構の不具合を早期発見
• 水質安定：再注水後の塩素管理で二次汚染を抑制、供給の信頼性を向上

担当者コメント

井水は鉄・マンガンや微生物の影響を受けやすく、年1回の清掃＋水質管理が効果的です。停止時間を最小化するため、夜間・休日の断水調整や仮設給水の手配にも対応します。容量・使用水量・水質データをお知らせいただければ、最適な周期と薬注プランをご提案します。