業務用エアコン 冷媒配管のろう付け(名古屋市・ビル屋上)
更新日時:2025.11.04
カテゴリー:事例

ビル用マルチの室外機更新に伴い、冷媒配管の新設・改修部でろう付け(銅管溶接)を実施しました。写真は、屋上の作業区画を養生し、窒素ブローを併用して配管内部の酸化を防ぎながらろう付けしている様子です。消火器・防火バケツを常備し、火気養生と安全監視を徹底しました。
施工のポイント
- 対象:ビル用マルチ(VRF)室外機まわりの銅配管(液管/ガス管)
- 実施内容:
- 作業範囲の養生・立入管理、火気使用届出
- 銅管の面取り・フラックス管理・温度管理
- 窒素封入(パージ)併用でのろう付け
- ジョイント冷却後に耐圧試験・真空引き・リークチェック
- 保温材の巻き替え・結束・外観仕上げ
- 所要時間:1系統あたり約2〜4時間(継手数・配管長で変動)
- 安全対策:火気監視員配置、消火器・防火バケツ・遮熱シート、風向・周辺可燃物の確認、ガスボンベ転倒防止
施工後の効果
- 気密性の確保:酸化スケールを抑え、リークリスクを低減
- 性能の安定:適正な冷媒流路により過熱度・過冷却度が安定
- 長期信頼性:接合部の再施工リスクを回避し、保守コストを抑制
担当者コメント
冷媒配管は施工品質=設備寿命に直結します。特に屋上は風や気温の影響を受けやすいため、窒素パージ・温度管理・火気養生を確実に行うことが重要です。更新工事や増設工事では、既設配管の健全性診断から耐圧試験・真空保持試験まで一貫対応いたします。
